最高の健康を実現する日常生活の作り方

2021-06-14

子供の健康。それこそ親の幸せでしょう。

健康。それは毎日を全力で生きれる事。やかましすぎるほど笑ったり、通報されるんじゃないかと心配になるほど泣いたり、何やってもお手上げなほど集中したり、理解不能なほど動き回ったり。

ずっと一緒に過ごすと思わず「つらい」と思う。それほどのエネルギーを秘めた人間。それは健康といえそうですし幸せともいえそうです。

そんな元気の源は日常生活です。

疲労にサヨナラ。元気よハロー。病気はグッバイ。美と乾杯。

僕自身習慣としている健康を支える生活を紹介します。

健康の土台は日常。

健康は、「睡眠・食事・運動・愛情」の習慣に支えられている。つまり日常生活だ。毎日の生活が自分を作っていきます

朝目が覚めてから夜寝るまでのリズムの中で、体が求めるものを刻んでいく。それが狂うと、心も体も理想的な発達は望めません。子どもだろうと大人だろうと、生活のリズムが崩れると支障をきたします。心も体も調子を乱していく。

そこで様々な観点から健康を支える柱となるものを見ていこう。

心理学的健康基礎理論

人は自身の健康を維持するために、必要なものを欲しがる欲求を兼ね備えている。それを体系的にまとめ、指針となる理論がある。それがマズローの自己実現論だ。

図のように、人の欲求はピラミッドのようなもの。下から順に必要不可欠で、欲求も強い。満たされれば 1 つ高度な欲求が出てくる。

この欠乏欲求と呼ばれる欲求は、満たされていないとそればかり求めてしまう。例えば1日何も飲まず食わずだったり、寝ていなかったら「睡眠と食事」の事ばかり考えてしまう。

そこで日常生活で「欠乏欲求」を満たす。つまり毎日食事を摂る。睡眠をとる。安全な場所で過ごす。毎日が安定している。愛情を得られる。グループに所属している。仲間から認められている。

こうして日常的に、欲求を満たしていく。すると健康になっていく。心も体も。

これら欠乏欲求の満たし方は別記事で解説しているので参考にしてほしい。そして日常生活に組み込める部分は組み込んでほしい。

進化医学的健康基礎理論

進化医学的に僕らの体を見ていく。すると僕らの体は、現代技術に追い付いていない事が分かる。

まだ文明が出来上がってない頃の人間の生活を想像してください。この想像ができるようになると割とうまい事体に良い事・悪いことの判断ができるようになります。

野生の人間なんてまぁ見かける事はないし、サバンナや砂漠、ジャングルに雪国や高山地帯。様々な環境に人は適応できるので想像するのも難しいかもしれませんが・・・。

それでも多少は共通して現代と違う部分ってありますよね?その現代と違う部分。本質的な人のバイオリズム。つまり多少は人本来のポテンシャルに沿った生活。これをしてやらないと体調を崩すんです。

夜は光も娯楽もない。

電気のない時代。夜は暗かっただろう。日が暮れたら定住地に戻る。食事をとり家族や仲間と食事する。喋ったり遊んだりしてそのうち寝る。そんなルーティンが普通でしょう。

現代のように深夜3時まで明るい部屋の中でテレビやスマホ、ゲームという刺激的な生活はどう考えても送れない。その為、人は強い刺激に弱い。言い換えると夜に強い光を浴びたり、興奮するようなゲーム・SNSは体に毒だ。

強い光を浴びると昼だと錯覚して自律神経が乱れる。これにより睡眠が浅くなったり不眠をもたらす。ゲームやSNSも自律神経を乱す。更には中毒をもたらす。集中力を根こそぎ奪ってしまう。

1日は太陽と共に。

朝目覚めたら、台所に行って顔や歯をきれいにし、食事を摂る。車や電車で学校や職場に向かう。それらが終わったら家に帰る。そして家で過ごす。現代に生きているとなかなか太陽をじっくり浴びる事もない。

原始的な生活においては室内で蛇口を捻って水を得る。会社に行って仕事をする。という概念はなかっただろう。川に行き水を汲む。山や森、海に行き食べ物を採取する。畑や家畜を育てる。といった活動が主だろう。つまり外に出るわけだ。

日を浴びることによってコルチゾールの分泌が促され自然と睡眠が浅くなり自然に目が覚めます。そしてコルチゾールは、分泌されると体温を上げ、やる気や集中力が向上します。これによって日中、精力的に活動ができるようになります。

日中にコルチゾールが十分に分泌すると、夜はメラトニンがしっかり出てくる。つまりよく眠れる。よく眠れれば成長ホルモンなども良く分泌される。いいことづくめだ。

更に日光を浴びるとビタミンDを生成する。ビタミンDも睡眠障害改善に影響します。さらに免疫機能の向上や骨の成長を助けてくれる。

これらはすべて繋がっている。太陽一つ浴びるだけで体に良い事の連鎖が繋がっていく。

と、いうわけで現代に生きる僕らがこの生活を取り入れるとすれば、朝になったらカーテンを明けて朝日を浴びて起こす。もしくは、目が覚めたらベランダや外に出て朝日を浴びると調子がよくなるはずです。

なかなか起きない子も、朝日を直接当てて睡眠を浅くさせてから起こすと機嫌よく起きてくれることが多いです。太陽と体のメカニズムを理解し最高の睡眠を得る為の方法は別記事で解説しているので参考にしてください。

欲求解消=身体活動。

食事を得るにしろ、遊ぶにしろ基本的なステージは外だ。なぜなら冷蔵庫はない。ゲームもない。何をするにしても体を動かすが基本だ。

現代は体を動かさずともあらゆる欲求を満たすことができる。食事もデリバリー可能。お金もPCとネット環境があれば稼げる。もしくは会社や工場内でも。そして暇になればテレビや読書だってできる。移動だって車がある。

生き抜くためには、僕らの体ってあまり必要なくなった。だからと言って使わないものは朽ちていく。使うからこそ強く、丈夫に磨かれていく。

現代の僕らの生活では、身体活動は意欲的に取り入れていかなければ不足するものです。朝起きてボーっと過ごし学校に行く。座って授業。帰ったら塾。ゲーム。睡眠。これじゃダメです。

まずスタートは日に浴びる。軽く散歩や体操など10分ー30分くらいするのがベスト。これができると自然と体が目覚め食欲が出てきます。食事がすむと自然と便意を感じ排泄もスムーズにいくはずです。それから通学などがいい流れです。

朝に、血液を全身に循環させ脳と身体が目覚めさせる。こうすることによって1日活動する準備が整います。こうすることで今後の集中力ややる気、心身の健康、そしてなにより脳と身体の成長につながります。

オススメの運動や、簡単に運動量を増やせる方法などは別記事で解説しているので参考にどうぞ。

食事の空洞化

僕らは食べ物に囲まれている。ケーキ食べ放題。焼肉食べ放題。お酒だって飲み放題。好きなものを好きだけ食べる事ができる。なんと幸せな事だろうか。

現代の奇跡がない時代。食事は果実、種実類、野菜、魚介類、肉、卵といったものだろう。意外と豊富だ。そしてカロリーは現代と比べるとどうだろう。

圧倒的に少ない。なぜなら色んなものを食べるから、そしてメインは野菜や果実、種実類だ。白ごはんやケーキなんて無い。つまり言い換えるなら低カロリーかつ高サプリだ。

反対に僕らは、圧倒的にエンプティカロリーを摂る頻度が高い。つまりジャンクフードだ。カロリーはあるけど栄養のない食事という意味。現代人と野生人が同じ2,000kcal摂るとしたら圧倒的に野生人のほうが栄養を摂れているだろう。

飢餓と毒

ただ過去は食事を摂れない。時期に左右されたりなかなか過酷だっただろう。それに粗悪な食事。繊維まみれの雑草や毒素の強い山菜の摂取。それに衛生環境も今ほどよくない。たくさんの菌に触れていただろう。

しかしそれすら乗り越える体があれば、その体験は強さになる。

僕らは予防接種を受ける。あれは弱い毒性のウイルスを摂取。免疫を獲得。病気に強くなる。こういう原理だ。これをホルミニクスという。

ホルミニクスは「刺激」→「回復」→「成長」のサイクルのことだ。小さい内から環境に合ったホルミニクスを通して体は強くなる。

人は全く違う環境になったら簡単に体調を崩す。例えば都会暮らしから田舎暮らしになれば最初のうちは病気がちになる。もしくは海外のジャングルに旅行に入ったらとんでもない高熱が出る。とかね。

そこで現代でもできる最高の体調を実現する食事術を紹介しよう。別記事でまとめているので参考にしてください。

小規模集団が基本単位

現代では人が一人で生活することも容易になった。家とスーパーと職場の行き来だけで生活を完結させることができる。それにより家族の核化が進んでいるのかもしれない。

面倒なしがらみから逃れ、自由な環境。つまり希薄な人間関係の中で生きる。

僕個人としてはとても好ましい状況だが、過去は人と人とのつながりが生存率上昇に寄与していたわけだ。当然子供も。

沢山の人が集まって生活をする。一人なんて状況、過去にはなかなか無かったんじゃないだろうか。娯楽だって人との会話やアクティビティだったろう。

ワンオペ育児なんてワードが当たり前な現代に、そんな状況なかなか再現不可能だろう。

子供の基礎的な部分。人格の基礎はたくさん触れ合ったり、お話ししたりして家族とコミュニケーションによって築かれる。心理学用語でアタッチメントと言われるものだ。

アタッチメントとは簡単に言うと親子の愛着・愛情・絆をいいます。この愛着は人の性格の土台となるものと言われています。この愛着の正体はオキシトシンという幸せホルモンと呼ばれるモノが関わっています。

母親は、出産した瞬間に爆発的にオキシトシンが分泌されるので生まれた我が子を抱くと愛しくてたまらない。自分の命より大切だと感じます。

このオキシトシンは、身内の者を愛し守る一方部外者は排除し攻撃的になる一面もあります。
子育て中の野生動物が、すぐに襲ってきたりするのもオキシトシンが関わっています。

ここで、とっても大事なお話があります。

出産までに夫婦仲が悪くなってお母さんから身内だと認識されない状態になっているとオキシトシンの分泌でもう手遅れになります。そう、部外者として排除されてしまいます。

第2子や第3子が生まれる時もそうです。

妊娠中に浮気がバレたりするともう絶望的ですので、お気を付けください。ただ逆に献身的に妻を支える良夫であればオキシトシンのブーストでさらにラブラブな関係になれますよ。

このオキシトシンですが、子供やお父さんは日々の触れ合いやコミュニケーションで徐々に分泌していくものです。父親・兄弟・子供の愛着形成は毎日の積み重ねが重要です。

理想的な愛着が形成された子は、他人を信じ、自分を信じ、精神も強く、愛し愛されることができる人間になれます。

対人関係においても、仕事においても高い適応力を示す。人とうまくやっていくだけでなく、深い信頼関係を築き、それを長年にわたって維持していくことで、大きな人生の果実を手に入れやすい。どんな人に対してもきちんと自分を主張し、同時に不要な衝突や孤立を避けることができる。困ったときは助けを求め、自分の身を上手に守ることで、ストレスからうつになることも少ない。人に受け入れられ、人を受け入れることで、成功のチャンスをつかみ、それを発展させていきやすい。

この愛着形成がうまくいかない場合、最悪死に至ります。孤児となった子どもは、スキンシップの不足から、食欲が低下し、衰弱死してしまうことが多いと言われています。ネグレクトが子供に非常に大きな障害を残すのはこの愛着に大きなダメージを与えるからです。

なので夜はみんなで集まってコミュニケーションをとる。そんな時間を作れたら子供の成長にとって非常に大切な時間になるはずです。

アタッチメントについては別記事で詳しく解説しているので興味があれば参考にしてください。

赤堀先生の日常生活

まとめもかねて、僕はこういう生活を送っています。という例を出します。参考になりそうな部分があれば使ってください。

モーニングルーティン(朝6時~12時)

  1. 起床後、朝日を浴びる。(数分)
  2. 軽くヨガ、ウォーキングなどを行い体を温める。(2,30分)
  3. 偶にスクワッドやバーピージャンプ、マウンテンクライマーなどを行い心拍数を爆発的にあげる運動をする。(数分)
  4. 食事(軽め。ナッツを食べる程度)
  5. その後、読書や執筆、撮影など行う。(昼まで)

昼の習慣(12時~19時)

  1. 食事(雑穀ご飯、野菜果物、発酵食品中心の食事。血糖値を上げすぎないように気を付ける)
  2. 昼寝(15分~1時間)
  3. フローヨガやウォーキング、スポーツなど行う(休日)
  4. 仕事に行く。(平日)

夜の習慣(19時~寝るまで)

  1. 友達や家族と食事(あまり内容は気にしないがやはり野菜は多めにしたい。)
  2. お風呂(30分~1時間)
  3. ここからなるべく光を浴びないようにする
  4. ヨガ(30分)
  5. 読書
  6. 就寝

こんな感じで一日を過ごせたら理想だと思っている。出来る日もあればできない日もある。だがなるべく心がけている。という感じ。皆さんの仕事や家庭のルーティンにあったものを取り込んでみてください。

我が家ではこうしてるよ。よいったアドバイスがあれば是非コメントで皆さんに共有してください。参考になります。